夏場の電力不足

東京証券取引所は8日、5月に予定していた株式の取引時間の延長を秋以降に延期すると発表した。夏場の首都圏の電力不足を考慮し、当面、取引時間を現状のままにして、節電に協力する。東証は「証券業界全体として節電に取り組んでいく一環の措置」としている。

 現在、東証の現物株の取引時間は午前9時~11時と午後0時半~3時までの計4時間半。これを5月9日から午前の取引を30分延長して午前11時半まで伸ばし、全体の取引時間を5時間にする計画だった。また指数先物などのデリバティブ(金融派生商品)の一部も、1時間15分伸ばす計画だった。

 しかし、福島第1原子力発電所の事故の影響で電力の供給不安が高まっており、特に夏場の電力不足に強い懸念が出ている。このため東証は、取引時間の延長を先送りし、取引システムの稼働などで生じる電力使用量の増加を抑制することにした。取引時間の延長をめぐっては、証券市場の活性化にも役立つとの見方があったが、足もとの課題である節電対応を優先した。

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2011年11月25日

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